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Let's Create 狂言-新千葉笑い-

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プログラム

※以下の内容は2005年度に上演されたものです。
 今年度の内容とは異なりますのでご注意ください。

第1部
レクチャー&デモンストレーション
狂言についての知識や演技方法を、実演を交えながら、わかりやすく説明します。まずはじめに、狂言の簡素な舞台の意味、そして次に狂言独特の演技方法、例えば道行き(場面が変わるときに用いる)、擬音(効果音、動物の鳴き声などの表現)、小道具(扇の使い方)などの約束事をお話しします。

狂言「盆山(ぼんさん)」
何某は盆山(盆石、盆景のこと。盆の上に石や砂で風景を想像する)をたくさん持っていました。この辺りの者が羨ましく思い、所望するのに1つももらえないので、ある日盗みに入ります。家の裏手から忍び込み盆山を物色していると、何某は盗人が入ったと騒ぎます。何某は盗人が顔見知りと察してなぶってやろうと…。

狂言「棒縛(ぼうしばり)」
主人はいつも自分が外出した後に、2人の召使い、太郎冠者・次郎冠者が盗み酒をすることに気付きます。そこで、主人は一計を案じ、太郎冠者が棒術を使うのを幸いに、上手くだまして棒縛りにしてしまいます。さらに、次郎冠者をも油断させて後ろ手に縛り、主人は出ていきます。遺された2人は、縛られても酒が飲みたくなり…。
酒を題材に、日本古来の武術である棒術を配し、主従の対立を明るく描いています。不自由な姿で謡い舞うところが一つの趣向で、歌舞伎舞踊にも移されて、人気曲になっています。

第2部
新作狂言「新千葉笑い」
千葉市の千葉寺に伝わる天下の奇習「千葉笑い」を題材にして、ワークショップ「狂言講座」受講者と千葉大学の学生が協力して、狂言の様式にのっとり、謡、舞、科白、仮面など、多彩な要素を取り入れ、新作狂言として「新千葉笑い」を制作します。「千葉笑い」を状況設定に用いながら、昔も今も変わらないテーマを意識して、劇作家 岡本綺堂作「千葉笑い」とは異なる、新しい狂言「新千葉笑い」を誕生させます。
by chibakyogen | 2005-09-25 16:44 | 公演情報(2005年度)