Let's Create 狂言-新千葉笑い-

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カテゴリ:授業風景(2005年度)( 5 )

集中講義4日目

※これは2005年度の記事です。

今日はこれまでに考えてきた台本を更に推敲したり、まだあまり進んでいない部分を考えていきました。

まずは「新千葉笑い」の台本の大きな特徴のひとつともいえる“千葉弁”を再度見直していく作業をしました。ここでは発声のしやすさ、言葉としての面白さ、方言が正確かどうかなどに主眼をおいて作業を進めていきました。
 
この日は千葉市文化振興財団の方が様子を見に来て下さっていました。千葉県育ちの財団の方に、方言が正確かどうかなどをみていただいたり、実際どういう言葉を使うかを教えていただきました。そのおかげで方言の部分がだいぶ自然な感じになったと思います。(といっても色々な地域の方言をつめ込んでいるのですが・・・)

次に前日までに作っていた部分の推敲をしました。こうして時間がたってから台本を見直してみると、「これは面白くないな・・・」とか「これはちょっと変だ」といった所があちこちに見つかったのでそれを新たに考えていきました。台本作りは本当に難しいです。今日直したものも、明日見たらまたおかしいところが見つかるのだと思います。しかし、この作業を繰り返していくことでよい台本がきっとできていくはずです。授業自体は今日で終わりですが、引き続き推敲を重ねていかなくてはいけません。良いもの目指して、皆で頑張っていきたいと思います!
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by chibakyogen | 2005-09-29 15:17 | 授業風景(2005年度)

集中講義3日目

※これは2005年度の記事です。

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この日は、前日みんなで案を出した悪口を、それぞれ具体的に考えてきたものを言い合うところから始まりました。
前日の教訓から、各自プリントアウトしたものを配りました。記録媒体を残しておくのは、後々こんなに役立つものだと、今つくづく思っています。

さて、みんなの考えてきた悪口は的を得たものや、ややシュールなものなど、どれも味のあるものでしたが、この日ははそれを面白い部分をくっつけあってまとめていくという作業でした。
実際に小笠原先生に喋って頂いたり、またそこから上手く笑いへつながる話の流れを考えたりしました。
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その間に、千葉テレビの取材の方がみえました。そのとき撮った映像は後ほど放送していただけるそうです。それにしても、カメラを向けられるとやたら緊張します。気のせいか、授業もいつもよりさらに活力が増したようにも感じられました。

夜には第1回目のワークショップがあるということで、台本作りはそれに間に合うようにハイスピードで行われました。短時間で作り上げたものは、まだまだ不完全でこれから練り直さなければならないところばかりのものです。でも、作る楽しさを肌で感じられはじめた3日目、いろいろと忙しい日ではありましたが、これからの制作に一層気合いを感じられたのでないかと思う1日でした。
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by chibakyogen | 2005-09-28 15:16 | 授業風景(2005年度)

集中講義2日目

※これは2005年度の記事です。

集中講義の2日目、早速台本作りに入りました。用意されていた台本を方言に変換する作業と、千葉笑いネタ作りが中心でした。
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1日目に借りてきた資料をもとに、千葉各地の方言を寄せ集めて試行錯誤。語尾はこうだっち!いやいやこうだっちょ!こっちの方がはまるっぺ!ほとんどが地方出身の学生は、初めて触れる千葉の方言に新鮮な驚きを感じ、授業は楽しく進みました。そして、台詞としての言い易さなども考慮しつつ『新・千葉方言』が形になってきました。
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また、今回の新作狂言のテーマソングの歌詞が決定したのもこの日でした。実はこの歌詞には「しん・ち・ば・わ・ら・い」が織り込まれています!!

作曲は小笠原先生が担当して下さり、公演当日は参加者全員がこのテーマソングを合唱することになります♪
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by chibakyogen | 2005-09-27 15:00 | 授業風景(2005年度)

集中講義1日目

※これは2005年度の記事です。
 
狂言についてはほぼ何も知らない学生たちが、今回何をやるのかすらよくわかっていない状態で集まってこの授業は始まりました。

そんな状況だったため、1日目は小笠原先生による狂言についてのレクチャーが主となりました。その際に、先生がいくつか狂言の動作を実際にしてくださったのが感動でした。

そして先生の方からこの4日間の授業で何をするか、具体的にやるべきことの提示がありました。私たちがすべき作業は、

 ・先生が考えてくださったベースとなる台本のセリフを、千葉の方言になおす
 ・「千葉笑い」で庶民が口々に言う悪口を考える
 ・謡いの文句を考える

です。
 
早速、千葉の方言について学校の図書館にその場で調べに行きました。千葉の方言、とひとくくりにされがちですが、千葉は広く、千葉の中でも細かく方言が違うことを思い知らされました。よく考えれば当たり前のことなのですが、「方言になおすなんてできるんだろうか…」と少し不安がよぎったのも事実です。

なにせネタがないので、初日にできることはこのくらいでした。とりあえずネタがなければ始まらない、というわけで、上記した作業についてのネタ集めと、図書館で借りた資料を使って台本のセリフを千葉の方言になおしてくる、というのがこの日の宿題となりました。

明日までにこれ全部考えるの!?という驚きを口に出す暇もなく、1日目は終了しました。
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by chibakyogen | 2005-09-26 15:22 | 授業風景(2005年度)

授業概要

※以下の内容は2005年度のものです。
 
日本文化調査演習 a
英題: Japanese Culture Research Seminar a
副題: 狂言を創作する
担当: 小笠原匡


概要: 本演習は日本を代表する古典芸能である「能楽」(ユネスコ世界無形文化遺産)においても一般に親しまれている狂言を取り上げ、身近にある題材を基に新たに劇作することによって、古典芸能が現代において持つ様々な意義等を検証し、また実践的に考える機会としたい。

内容: 私は和泉流の狂言師として各種の新作狂言を手がけてきた。本演習はこうした経験に立脚して、千葉にまつわる民俗芸能や民話を題材にして、それらを狂言様式に則って謡い・舞い・科白・語り・仮面等など様々な要素を取り入れながら、新作狂言として劇作をする。このワークショップを通して、難しいものと敬遠されがちな古典芸能を内在的に理解する手がかりを得る場としたい。

テキスト: 小林責監修・油谷光雄編『狂言ハンドブック改訂版』(三省堂、2000)
小島貞二『千葉笑い』(恒文社、1988年)

-シラバスより


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by chibakyogen | 2005-09-26 08:00 | 授業風景(2005年度)