2006年 10月 09日
千葉寺に行ってきました!
10月4日に、学生メンバー3人で千葉寺を訪ねてきました。
千葉寺はかつて千葉笑いの舞台となった場所です。 この寺は、709年に行基が造った観音像を本尊とし、 聖武天皇の勅命により堂舎が建立され、千葉寺と呼ばれるようになりました。 実際に千葉笑いが行われていたのは、観音堂だったようです。 江戸時代には徳川家康の寄進を受けるなど、寺としての格式は高く、 千葉氏歴代の祈願寺でもありました。 境内には、俳人小林一茶が千葉笑いについて詠んだ句が残されています。 「千葉寺や 隅に子どもも むり笑い」(小林一茶) この日は、住職さんから千葉笑いについてお話を伺うことができました。 学生メンバーからの 「千葉笑いが千葉寺で行われていたということには、 何か特別な意味があったのでしょうか?」 という質問に対し、住職さんは 「千葉笑いは、当時の政治への批判(悪態)で盛り上がるもの。 言論の自由などなかった時代にこのような風習が存在できたのは、 千葉寺が格式の高い寺だったから。為政者の側も大目に見ていたのだろう」 というようなことをおっしゃていました。 また、一茶の句についても 「子どもたちは、政治に対する批判を聞いても何を言っているのか さっぱり分からなかっただろうが、周りの大人たちが大笑いしているので 何となく一緒に笑っている様子を詠んだものではないか」 とのこと。 最後に、「千葉寺は火災に遭ったりしたために 千葉笑いについての資料が全く残っていないので詳しいことは分からないが、 他のところに残っていた古文書などからも、 この風習があったということは確かだろう」 と言っておられました。 この日行ったメンバーは、皆今回初めて千葉寺に行ったのですが、 色々なお話を伺うことが出来て良かったです。 住職さんをはじめ、千葉寺の方達は皆親切に応対してくださいました。 ありがとうございました!
by chibakyogen
| 2006-10-09 15:51
| 新千葉笑いを探そう(2006年度)
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【本年度公演「千葉の羽衣」にむけて動き始めています。頑張りますので、どうぞご期待ください。】新千葉笑い制作委員会/千葉大学文学部日本文化学科橋本裕之研究室の公式ブログ
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